美濃加茂高校 C前田 将秀選手のコメント

Q1 優勝おめでとうございます。決勝までは危なげない試合で勝ち進みましたが、今日の出だしはヒヤッとした様子も見られますが、試合を振り返ってどのような感想をもっていますか?
A1 出だしが悪いのは、今のチームの課題だとずっと言われてきたのですが、それが出てしまった。流れが来た時に、そのままもっていける力がなかった。流れが来たのに、相手に切られるという場面がよくあった。そういうところを残りの2か月で修正していかなければならないと感じた。

Q2 県総体では、コートに立つ5人の共通理解がまだ不十分であるということが課題としてあげられていましたが、そのことについては改善できましたか?
A2 今はインターハイの頃と比べるとよくなっている。みんなでコミュニケーションをとるという意識ができている。それができなかった時に、今大会も失点につながっていた。まだまだ完璧ではない。林コーチや打江アシスタントコーチにも、もっとコミュニケーションをとるよう常日頃から言われている。練習の時から、積極的に話をして、もっと意識を高くして取り組んでいきたい。

Q3 林コーチが、「今年は強い」と自信をもって言ってみえましたが、インターハイから選抜大会に向けて強化してきたことは何ですか?
A3 インターハイの時に、点が取れなくて負けた。相手がブレイクで点を取ってくるチームで、それに対応できなかった。だから、夏以降ブレイクに重点をおいて練習してきた。リバウンドからドリブルでそのまま運んだり、パスで速くつないでブレイクを出すということをしてきたので、インターハイの時より、点は取れたと思う。

Q4 全国大会に向けての抱負を聞かせてください。
A4 チームとしては全国ベスト8を目標にしているが、インターハイは1回戦負けだったので、1つ1つ勝っていくことが大切だと思っている。このチームは、全員がバランスよく得点できる力がある。今日も2桁得点が4〜5人いるはず。しかし、ここぞという大事な時に決めきるエースがいない。あと2ヶ月でどこまでできるかわからないが、そのような選手が出てくるよう、皆で頑張ります。

  

 美濃加茂高校 林 龍幸ヘッドコーチのコメント  

Q1 優勝おめでとうございます。ゲームを振り返り、今の気持ちを教えて下さい。
A1 疲れたなという感じです。今日のゲームに関しては出だしが悪すぎて、気持ちが守りに入ってしまいました。昨シーズンを経験している選手が多いので、今年は勝たなければならないと、選手、スタッフともに固くなっていた部分はありました。シュートも予想外に入らず、大事に行き過ぎていたと思います。今大会、初戦から手の内を見せずにここまで来ましが、逆にやらなさ過ぎたことも要因だったように思います。

Q2 一進一退のゲーム展開の中、勝ち切れた要因は何でしたか。
A2 昨年を経験している選手がいたこともあって、ガード陣が落ち着いてゲームをコントロールしていました。苦しい展開であっても、ゲームが大崩れすることなく、よく我慢したと思います。
また、チームとしてここまで多くの経験を重ねてきました。今年の9月下旬に交流のある台湾の高校と試合をさせていただきました。今日のゲームの苦しい場面では、その時の経験が生きたと思います。

Q3 このチームの良さ、特徴や成長を教えて下さい。
A3 昨年の選抜大会決勝も接戦でした。そこを経験している選手が残っていることで落ち着いてゲームを展開できたことです。また、チーム力を上げるために、この大会でも初戦から下級生を積極的に起用しました。まだまだ下級生は育っていない部分もあるので、もっと意識を持たせてチームを活性化させたいです。

Q4 全国大会までの取り組みで、修正する部分や見直していきたいと思っていることを教えて下さい。
A4 点差が10点から20点の間で動いている時間帯に、相手を突き放すことができませんでした。大事な場面でのピックアップミスやリバウンド、ルーズボールなど詰めの甘さが出てしまいました。イージーミスをなくしていかなくてはいけません。細かいところに目を向けて、修正していきたいと思います。

Q5 全国大会へ向けて、抱負を教えて下さい。
A5 今日のように守りに入っては全国で勝っていくのは難しいです。まず守りに入らず、開き直って戦えるようにしたいです。リバウンドなど細かいところにも目を向けて、取り組んでいきたいと思います。