岐阜女子高校 C鐘ヶ江 さゆり選手のコメント

Q1 優勝おめでとうございます。新チームになってから新人大会まで1ヶ月もありませんでしたが、キャプテンとしてどのようにチームをまとめてきましたか?

A1 昨年より身長が小さいので、ディフェンスから激しく行い、ルーズボールやリバウンドをひたむきに追うなど、当たり前のことを徹底するようにしてきました。サイズがない分、常にそれだけはやらないと勝てないので、練習中からも意識するように声をかけています。今まで先輩方に引っ張っていただいていたので、今は自分のことだけで精一杯になっており、周りへの目配りや気配りができていません。私生活でそういうことができていないとバスケットもできないと思っています。普段の生活の中でもできるようになれば、ディフェンスのカバーやコートの中での声かけにもつながってくると考えています。そういうことをキャプテンとして率先してやるようにしています。

Q2 今年のチームの特徴を教えてください。

A2 センターのヤシンがいるので高さを活かしつつ、アウトサイドのプレーヤーはヤシンを利用しながらスピードを活かしたプレーをすることを目指しています。また、激しくディフェンスをして、そこからブレイクを出すという岐阜女子のスタイルを貫き通すためにもディフェンスには力を入れているところです。しかし、今回の大会では、やって当たり前のことがまだまだできていないので、基本的なプレーをどこまで徹底してやれるかが課題です。

Q3 東海大会の目標を教えてください。

A3 もちろん優勝です。県大会では、1Qを10点以内に、1ゲーム40点に失点を抑えることを目標にしていましたが、できませんでした。まだまだディフェンスが甘いです。オフェンス力が高いわけではないので、ディフェンスから自分たちの流れをつくっていかなければいけません。東海大会まであと1週間しかありませんが、これを課題として練習していきます。

   

 岐阜女子高校 安江 満夫コーチのコメント

Q1 優勝おめでとうございます。新人大会を振り返ってどうでしたか?

A1 よく言えば、圧勝しての優勝であるが、残念ながら他のチームに対してふがいなく感じた。相手はもっとできる力はあるのに、戦う気力を失っているように感じた。岐阜県全体のレベルの向上を期待したい。東海大会を目標にやっているが、今年は混戦が予想され、簡単には決勝にはいけないと思う。今年のうちのチームはサイズはないが機動力がある。より強く、アグレッシブなゲームができればよい。

Q2 新チームになり新人大会まで期間はなかったが、どのようにチーム作りをしてきましたか?

A2 選手が替わっても、学年が替わってもチームとしてやることは確立しているので、今までも困ったことはない。その中で、個の特徴を活かしていくようにしている。伝統である岐阜女子のディフェンスを徹底して行い、そこからのブレイクをより強くすることをめざす。下級生が成長中であり、どのくらい伸ばせるか、ヤシンのセンタープレーがどのくらい力強くできるか、チーム全体の底上げができれば、今年のチームはもっと強くなる。

Q3 チーム・選手に今後、期待することは?

A3 方向性は間違っていないので、もっとガツガツとがむしゃらにやれるようになってほしい。今年の子たちは、大人しく真面目なので、もっと自分を出して自己主張をしてほしい。(タイムアウト中、ベンチで選手同士が活発に意見交流していたが・・・)自分たちで1つ1つの問題を解決していけるようにさせている。ゲーム中もうまくいかないことの方が多いので、コーチに頼らず、自分たちで糸口を見つけることができるように、日頃からやらせている。そうすると、うまくいかなくなった時にも対応できるようになる。今は、話し合って、たとえその答えが間違っていたとしても、選手たちが話し合って導き出したことなので、やらせてみる。やらないとその先がわからないのだから、まずやってみてうまくいかなかったらまた話し合って解決していけばいいと考えている。