美濃加茂高校 C平佐田 葵選手のコメント

Q1 優勝おめでとうございます。今大会への思いを聞かせてください。
A1 去年のこの大会、アウトサイドプレーヤーは、決勝戦だけは出してもらえなかったので、今大会は、1回戦からとばしていた。また、去年は、優勝は優勝でも、1点差の勝利だったので、今回は相手を寄せつけない勝ち方をしたかったから、そういう優勝ができたことは嬉しかった。自分は、けがをしたが、なんとしても今回は出たかった。自分の選手生命が終わっても、チームが優勝できればいいという思いだったので、試合に出る覚悟をした。

Q2 東海大会、全国大会に向けての意気込みを聞かせてください。
A2 東海大会は、自分は出られないかもしれないが、それがチャンスとなりベンチメンバーに伸びて欲しい。東海大会で経験を積むことで、チーム力が伸びると思うから。自分がチームに戻ったときに、ベンチ層が厚くなり、選手同士の信頼も厚くなる。同級生・下級生に期待したい。新人大会の東海大会では、準決勝・決勝と2試合こなすだけの力がなかった。今回は、決勝までもつような体力や精神力をつけて、強いチームにしていきたい。全国大会は、これまで1回戦は勝てても、いつも2回戦負けであった。今年は、なんとか2回戦を勝ち抜き、全国大会ベスト8を達成して、林先生に恩返ししたい。

Q3 最後に一言お願いします。
A3 自分が勝手にケガをし、「出たい」という願いも林先生は聞き入れてくださった。チームメイトには黙っていようと思ったが、林先生が最初に、みんなに話をしてくれた。みんなに迷惑をかけることになったのに、ついてきてくれたチームメイトや、最後に「お疲れさま」と声をかけてくださった親さん方に感謝しています。ありがとうございました。

   

 美濃加茂高校 林 龍幸ヘッドコーチのコメント  

Q1 優勝おめでとうございます。今大会をふり返ってどうでしたか?
A1 決勝リーグの富田高校戦で平佐田がけがをしてしまったが、平佐田はゲームの中心選手であり、キャプテンとして精神的にも成長してきており、信頼できる選手であるから使わざるを得ないと考えてはいた。本人も「試合に出る」と言ってきたので出場させ、平佐田の負担を軽減させるためにも、ゾーンディフェンスにした。国体の練習を週に3日やっており、選手の疲労もピークである。そんな中で価値ある優勝だと思う。しかも昨日から今日まで、1度も逆転されずにきていることは、大きな成果だ。

Q2 新人大会から今大会に向けて、どのような課題をもって練習してきましたか?   
A2 全国では、アウトサイドだけでは戦えないので、新人戦後はインサイドで攻めることを課題として練習してきた。今大会では、ハイ・ローのプレーが多く出てきたのはよかった。新人大会の東海大会では、マンツーマンのときにはなされ、ゾーンで追いついて勝つという展開だったので、マンツーマンでしっかり守ることにこだわってきた。新人大会後は走らせてきたし、本当はマンツーマンでやりきりたかった。今回、けがもあって、やはり6〜8番手の選手が育たないと全国では戦えないと感じた。また、ここぞというときに走れていなかった。まだ課題はある。 

Q3 東海大会・全国大会での目標を教えてください。 
A3  東海大会では、平佐田は使えない可能性があるので、6〜8番手の選手が育つことを願っている。また、ノーマークのシュートをきちんと入れること、場面を見て、ボールを持ちすぎないようにし、東海大会は優勝、全国大会ではベスト8を狙う。