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 岐阜女子高校 C野原 利江選手のコメント

Q1 インターハイからこの大会までどのような点を頑張ってきたのですか?
A1 インターハイでは1点差で負けるという屈辱を味わいました。接戦を勝てなかった理由を選手ミーティングで確認してきました。菊池コーチにもミーティングに参加してもらったり、個々が必要だと考える場面でたくさんのことを確認してきました。そこで確認したことはディフェンスの足を作ることでした。ディフェンスは武器になります。

Q2 今日の試合はその点でどうでしたか?
A2 チームが連動して動けていることなどはインターハイの時よりもよくなってきたと思います。しかし相手に60点という点を与えているところは、まだまだです。1対1の場面などでもっと責任をもたなければならないといけないと思います。ただ仮に抜かれてもヘルプが来ているという信頼感も同時に育てていかなければなりません。まだ課題はあります。

Q3 チームの雰囲気はどうですか?
A3 とてもよくなってきました。優しい性格の人が多いので、今までなかなか言えないこともありましたが、コートでは上下関係はありません。しかし上級生が下級生に対して、言うべきことをはっきりと言う必要があります。これまでの先輩が私たちに残して下さったことは本当に大きな財産となっています。大切なことを下級生にも伝えていきたいです。

Q4 目標を教えてください。
A4 インターハイで逃したベスト4をまずは目標にしていきます。そのためには攻撃的なディフェンスにさらに磨きをかけて、1試合を走りきれる足を作ります。OGの方や保護者の皆さんの応援に応えられるように頑張ります。

   

 岐阜女子高校 安江 満夫コーチのコメント

Q1 優勝おめでとうございます。来年の清流国体のことも視野にいれると、今大会の位置づけはコーチとして難しかったのではないですか?
A1 確かに、国体のことがあるので全く考慮していないというと嘘になりますが、今大切なのはこのチームの上級生のレベルアップだと考えました。下級生は上級生に向かっていく力をつけなければいけません。そういった意味でチームの底辺に視点を置くのではなく、上級生の力をさらに伸ばすことが最終的に底上げにつながると考えてました。

Q2 チームは決して上背があるわけではありませんが、選手のどういった特徴を伸ばすことを考えられましたか?
A2 例えば、E松島(3年生)などは怪我に苦しみましたが、地道な努力が実り、相手のキープレーヤーのいいところを出させないようにするいい選手になってきました。決して派手さはありませんが、重要な役割を果たしてくれています。また留学生もいますが、決して彼女たちに合わせるチーム作りはしないつもりです。岐阜女子高校バスケットボールの目指すべきところにたどりつく努力をしてきた選手がコートに立っています。決して誰も特別扱いはしません。そういった意味でやはり上級生を信頼しています。

Q3 下級生が上級生に学んで欲しいことはなんですか?
A3 まず取り組みの姿勢です。自分で伸ばせるものは誰もが平等に持っています。バスケットに取り組む姿勢を身につけることができれば、誰もが可能性を持っています。体格は変えられませんが、体力は伸ばすことができます。攻撃的なディフェンスをするための足は誰もがつくることができます。

Q4 20年連続の優勝を果たしたわけですが、これまで指導をされてきて、変わらないで貫いてきたものはなんでしょうか?
A4 私にとって、今日(11/3)という日はとても大切な日です。昭和63年初めて優勝した日です。そのとき私が学んだことは、「勝利」という結果を残すためには、コーチが勝ちたいというだけではだめだとうことです。チームの育つ環境があり、そこに支えてくださる周囲の人がいて、決してそのことを当たり前だと思わない選手がいることです。岐阜女子高校を卒業して大学でバスケットをする選手が多いのですが、新たなその環境でも活躍している選手がいるのは、ここで学んだことが間違っていなかったのだと思います。私のコーチとしての役割はそのことを伝えることだと考えています。

Q5 ウィンターカップでの目標を教えてください。
A5 まずインターハイで逃したベスト4です。そこに入らないと優勝はありませんから。